4月9日は

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薬研藤四郎の日!


ってことなのですが、厳密にいうと、それまで名前のなかった刀に、名前がついた日。
「命名の日」?でいいのかな。
誕生日、とはちょっと違うけど。
刀帳も49番だしね。合わせたのかな?

なんで4月9日なのかというと。
ググったらすぐでてくるくらい、有名な逸話がありまして。
まあ、グーグル先生はなんでもすぐ教えてくれますが。

むかしむかし、畠山政長さんというお殿様がおりまして。
まあ、なんやかやと色々あり(雑)クーデターを起こされまして、
もはやこれまでと、持ってた短刀で自害しようと思ったけど全然切れない。
で、なんやこの刀このなまくらがーってポイっとしたら、そのへんにあった薬研を貫いたと。
そんなある日が4月9日で、そこからその刀は薬研藤四郎と命名され、
切れ味は鋭いけど主人は切らない忠義の刀として一躍有名になり、
藤四郎シリーズはそんな逸話も手伝って、当時の大人気ブランドになりましたとさ。
でもめでたしめでたし、ではないね、結局畠山さんは家臣の刀で自害しちゃってるからね。

信長さんのところに修行に行って、本能寺に向かう彼を見送りつつ
自分を自分たらしめることになった、前の主の畠山さんのことも思い出したりしたのかしら。
物理的に切ることはなかったけど、結局畠山さんは別の方法で死を選んでしまったし、
信長さんも薬研さんを使って自害したのか、それとも炎にまかれて・・・・なのか
とにもかくにも、結局はそんなことになってしまって~・・・とか
畠山さんの一件があったから、せめて信長さんの最期には使ってほしいと思ったのかとか
その場合は彼は刀として本望だったんだろうかとか云々、
その辺色々考えたらもうほんと胸が締め付けられる思いです、いやほんとに。
だからこそ修行中の彼からの手紙や、極になって帰ってきた時の彼のセリフ、
本丸での言葉が全部ストレートに刺さってくるんですよね。

もう一つの可能性として、いろんな創作物でいろんな表現はされてますが
「信長さんは本能寺の変のさなか、別の世界(線)にタイムスリップしたんだよ!」説。
いまも薬研さんは見つかってませんし、信長さんと一緒にどっか行ったかもしれないよね。
それでもいいな、うん。

ゲーム内の薬研さんは自分の持ち主について多くは語らずサッパリとしたもんで
でもよくよく話を掘り下げて考えるとそんな闇・・・というわけではないけどいろいろと抱えてるだろうに・・・
って思っちゃうような事情がてんこ盛りで
そりゃ人気出るよこの人!いや刀!!
2次創作しやすいし!いろんな意味で!!

 審神者は本当に君に命を救われたぞ。よくあのタイミングで修行に行ってくれた。
そして、帰ってきてくれた。
そんなご縁をもたらしてくれた石切丸さんにも感謝だ。

さて、今年は次の日曜日が4月9日です。なにしようかな?
いつものように誕生日だうわーいパーリィパーリィ!じゃなくて、
今回ばかりはしっとりと厳かに日本酒をちびちびやるのもいいな。

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